ナカガワ胡粉絵具株式会社
- 《会社情報》
日本の伝統的絵画である「日本画」は、源氏物語絵巻に端を発し、その時代ごとに新しい材料を吸収して今日に至っています。ナカガワ胡粉絵具株式会社は日本画用絵具を製造し、製品は国内シェアの80%を占めています。
当社の誕生は、明治26年に水車による胡粉製造を中川荘吉が創めたところにあります。装飾・塗装用などに用いる真鍮の粉末である金粉や画料・塗料などに用いる、いたぼがきの蠣殻から作られる白色粉末である「胡粉製造」が京都府宇治市菟道(同社本社)に立地したのは、当時、都であった京都に隣接していたことが大きな理由です。
その他、原料が大阪から淀川・宇治川とさかのぼり莵道丸山の浜で陸揚げすることができる水運の便があったことや莵道の谷筋が水車を架設するのに適していたこと等があり、胡粉製造のような水車工業を大きく発達させました。 - 《取扱製品》
新岩絵具・天然岩絵具・水干絵具・胡粉・顔彩・透膠液・透礬水・藩州粒膠・骨描墨汁・日本画用品各種
ナカガワ胡粉絵具株式会社
ブランド「鳳凰」
昭和50年代まで、岩絵具は専門画材店に並んだ試薬瓶に入っている絵具を両目単位(15g単位)で量り売りをするという販売方法でした。岩絵の具の普及と日本画の発展を願って、小瓶詰めにして皆様の元に渡る販売方法を取り入れるようになりました。販売対象も日本画材料専門店だけでなく地方の有力絵画材料店で販売し、なるべく多くの方にお求めやすいようにいたしました。この全国展開に合わせてブランドの確立を図り、宇治平等院にちなんで「鳳凰」と命名しました。
LINE UP