1.画材購入のアドバイス 「油彩編」
絵具について
12色~24色箱入りセットから始めて、使いながら足りない色をバラで補充していくのが通常です。 同じ色名でもメーカーによって色合いも、練り具合も微妙に違います。 いろいろなメーカーの絵具を使ってみて自分に合った絵具を『画材図鑑』を参考に見つけて下さい。
專門家用
専門家用とされている絵具は上質な絵具です。上質な絵の具は顔料の含有料 が多く、 発色、展色性、耐久性に優れています。
この3つの条件を満たしているグレードアップした絵具だというメーカーサイドのネーミングです。一方、絵具は好みの問題で、感性の産物です。感性を磨く為にもいろいろな質の絵具を体験することも必要です。
筆について
筆は描く人の感性を直接キャンパスへ表現する大切な道具です。上質な筆ほど自由にコントロールが利きます。
油彩筆は色ごとに取り替えるか、同系色に分けて使います。 数が少ないと頻繁に洗ったり、 色を拭き取って使わなければならず、少なくて も5~6本は必要です。
絵具を含んだ穂先どうしをふれあうのを気にして、筆を1本1本指に間に挟んで持つ人がいますが、5本ぐらいの筆であれば、束ねて軸のお尻 の方を握れば心配ご無用。
穂先はふれあうことがありません。その為に筆軸の胴に膨らみがあるのです。
セットモノ
初心者の方は、必要な画材がすべて用意されているセットを求めるのが一番です。入門者用ですと各社価格を押さえたセットを販売してます。また、高級品のセットもあり、予算に応じて選ばれるのも良いでしょう。風景写生でも役立ちます。
道具の後始末が出来れば1人前!
初心者には金属製の油壺や筆洗器は, 油でベトベトになり、蓋の開閉が出来ずらくなる為、 使い捨てできる安価なプラスチック製のものが便利でおすすめです。道具類をきれいに後始末できれば一人前の日曜画家です。道具類は後始末さえできれば一人前なのです。
100号に挑戦したくなるお徳用ビックサイズ!
慣れてきたら、大作に挑戦してみましょう。大きなキャンパスに油絵を描くときは驚くほどたくさんの油絵具を使ってしまうことがあります。そこで油絵具は水彩絵具などのものと比べると大きめに設定されています。用途に合わせて利用しましょう。