やさしい画材全科
5.やさしい画材全科「キャンバス編」
キャンバスについて
キャンバスは麻布にニカワを塗って乾かし、その上に白い地塗りをほどこしたものです。綿の布や合成繊維製のキャンバスもあります。布の目の大きさが異なる荒目、中目、細目などの種類があります。
一般的には木枠に布を張る張キャンパスと、自分で張る経済的なロールがあります。
そのほか表面がキャンバズ地でできているキャンバスボードといわれる厚紙のボードもあります。習作用として学童用に使用されることが多いです。
キャンバス主流はFサイズ
キャンバスにはF、M、Pサイズ Sサイズなどがあります。Fは人物型、Mは海の風景用、Pは風景用、Sは正方形キャンバスです。
主流はFサイズで、市販の張りキャンバスや額縁のほとんどがこの型です。他に変形サイズのキャンバスで楕円形、丸型ありますが、特注品となることが多いです。フランスサイズ (ヨーロッパサイズ) の型の名称は一緒ですが 微妙にサイズが異なるので、現地で購入した絵画を日本の規定の額サイズを使用できません。額屋さんに相談する必要があるでしょう。
キャンバス用具
キャンバスを木枠にはるための道具が必要です。キャンバス布を引っ張りながらタックスという釘で止めて作ります。布を引っ張るプライヤー (キャンバス張器) が必要です。釘もさびにくいステンレス素材等でています。キャンバスの持ち運びや保存する際のクリップもあります。
キャンバス張りは雨の日がいい!
紙や布は水を吸うと伸び、乾くと元に戻るという性質があります。雨の日は空気中の湿度が高く、キャンパス布がよく伸び張りやすく、作業後、空気が乾燥するとピンと張った状態になります。
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