色彩ノ事典
柿渋色・かきしぶいろ【kakishibuiro】
赤系茶。渋柿の青い実を粉砕、圧搾し、その汁液を発酵させたものの上澄み液を数年熟成させたもので布を染め、紙に塗るなどする。五代目市川團十郎が「暫」で弁柄と柿渋で染めた素襖を着てから「団十郎茶」は市川家のブランドカラーとなった。柿渋には防腐・殺菌作用があり、さまざまに用いられている。
画像:市川鰕蔵 「暫」(いちかわえびぞう しばらく)
カラーコード:#9f563a
R:159 G:86 B:58
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