
色彩ノ事典
蘇芳/すおう【suou】

紫がかった濃い赤。インド南部やマレー半島などのマメ科植物の芯や実を煎じてつくった。明礬(みょうばん)や椿の灰などによって発色させる。蘇芳は日本では生育しないので古くから輸入にたよっていた。蘇芳による襲(かさね)は王朝文学に数多く登場し、能装束や小袖にも多く用いられている。
カラーコード:#9e3d3f
R:158 G:61 B:63
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